過去の聴講会

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更新日 2010-03-17 | 作成日 2008-12-09

近現代史研究会 第一回聴講会


◆聴講会テーマ◆
「先人に学ぶ」

■講師
山本卓眞先生

■開催日時
平成21年1月18日(日)16:30~

■開催場所
東京都渋谷区代々木
TKP代々木ビジネスセンター2号館3F
(カンファレンスルーム23C)

■講師プロフィール
富士通株式会社名誉会長・偕行社会長・特攻隊戦没者慰霊平和祈念協会会長。
大正14(1925)年9月11日、熊本県生まれ。現在83歳。
昭和20(1945)年3月、陸軍航空士官学校卒業(58期)。見習士官として明野飛行学校にて実戦訓練を受けた後、満州にて「若楠特別攻撃隊」の一員となる。ソ連軍の戦車に突っ込むため爆弾を懸吊できるよう改造された一式戦闘機「隼」に乗る予定だったが、出撃命令を待つばかりとなったとき、敗戦の報を聞く。内地に戻ってからは東京大学第二工学部電気工学科に入り、卒業後は富士通通信機製造株式会社(現・富士通)に入社。さまざまなプロジェクトを手掛け、通信技術分野の最前線で活躍する。昭和56(1981)年、代表取締役社長に就任。日米間の経済摩擦、半導体戦争といわれる中、「モノ言う経営者」として名を馳せる。平成2(1990)年、代表取締役会長就任。平成9(1997)年、名誉会長就任、現在に至る。勲一等瑞宝章、名誉大英勲章受章。

近現代史研究会 第二回聴講会

◆聴講会テーマ◆
「回天乗員の軌跡」

■講師
河崎春美先生

■開催日時
平成21年3月21日(土)16:30~

■開催場所
東京都新宿区歌舞伎町
テイケイトレード8F会議室

■講師プロフィール
かわさき はるみ 全国回天会事務局長
大正13(1924)年1月26日生まれ。85歳。山口県長府(現・下関市)出身。中学5年生のときに海軍予科練に志願。繰り上げ卒業後の昭和18(1943)年12月、海軍第13期甲種飛行予科練習生として三重航空隊奈良分遣隊へ。昭和19(1944)年9月、特殊兵器要員(回天搭乗員)となり、訓練に励む。昭和20(1945)年2月に特攻術特技章を受領。同年6月、第8特攻戦隊第23突撃隊須崎基地(高知県)の回天搭乗員の一員となるも、二ヵ月後に終戦を迎える。戦後、復員輸送、掃海任務に就いたのち、京都府製粉協同組合を経て、伊沢製粉株式会社に入社。働きながら大学で学び、昭和37(1962)年、同志社大学商学部(2部)卒業。昭和45(1970)年に上京し、ミセス向けコートのメーカー・加信株式会社に入社、会社再生のために尽力し、昭和56(1981)年に定年退職。その後、平成3(1991)年まで大陽酸素株式会社(現・大陽日酸株式会社)の嘱託として勤務。昭和45(1970)年から全国回天会の事務局長として記録の編纂、映画や本の監修など、回天の真実を世に伝えるために活動している。

近現代史研究会 第三回聴講会

◆聴講会テーマ◆
「文明の格差とこれからの日本」

■講師
茂木明治先生

■開催日
平成21年5月17日(日) 16:00~

■開催場所
新宿区西新宿1-5-11新宿三葉ビル6F ハロー貸会議室

■講師プロフィール
茂 木 明 治 (もてき めいじ)  寿産業株式会社取締役社長・戦艦「比叡」乗組・駆逐艦「野分」砲術長 
大正9年11月1日群馬県北甘楽群小幡町に生まれる。
群馬県立富岡中学校4年修了後海軍兵学校68期入校。
15年8月海軍兵学校卒業288名中6番、恩賜。海軍少尉候補生。
練習艦隊鹿島乗組 遠洋航海(内地巡航、満州国、中華民国、上海)。
15年9月比叡乗組 航海士 砲術士。海軍少尉、比叡右舷高角砲指揮官次いで甲板士官。ハワイ作戦、インド洋作戦に関わる。
17年3月海軍中尉、同年5月野分砲術長兼分隊長としてミッドウェイ海戦、アリューシャン攻略作戦、南太平洋開戦に参加しガ島輸送作戦は5回実施。
砲術長交代後18年4月より横須賀海軍砲術学校付。海軍大尉、砲術学校教官兼分隊長、砲術学校研究部部員、近畿航空隊付大和航空基地砲術長となる。
終戦後予備役ののち五洋水産株式会社、正興運輸倉庫株式会社に勤め、29年5月寿産業株式会社を創立、取締役社長として現在に至る。

近現代史研究会 第四回聴講会

◆聴講会テーマ◆
「戦友は何を想うか」 

■講師
安田藤一郎先生

■開催日時
平成21年7月5日(日)16:30~

■開催場所
東京都新宿区歌舞伎町
テイケイトレード8F会議室

■講師プロフィール
安田 藤一郎(やすだ とういちろう)全国ソロモン会 会長
大正7(1918)年5月生まれ。91歳。奄美群島徳之島出身。東京ガス株式会社に勤めていたが、昭和14(1939)年、召集により第六師団歩兵第四十五連隊へ。補充隊の一員として中支に派遣される。昭和15(1940)年1月、連隊本部付。昭和18(1943)年、上海からパラオ、トラックを経由してブーゲンビル島へ上陸。
ブーゲンビル島では第一次・第二次タロキナ作戦を経て守備隊は持久戦へと移るが、昭和19(1944)年11月、連合軍の指揮権が米軍から豪州軍に移ると、再び戦闘が激化。以後、孤立したまま終戦まで戦い続けることとなる。ソロモン諸島全域での死者は八万数千名。その多くが飢えと病によるものだった。
復員後、再び東京ガス(株)に勤め、後に高校教師、行政書士などを経て、現在に至る。法政大学文学部卒。戦後、慰霊や遺骨収集でソロモン諸島へ訪れること30回を数える。

近現代史研究会 第五回聴講会

◆近現代史研究会 聴講会(第五回)概要◆
「重巡洋艦・熊野の戦闘」 講師 左近允尚敏先生

■開催日時
平成21年9月27日(日)
受付開始15:30 聴講会16:00~

■開催場所
東京都新宿区歌舞伎町1-1-16
テイケイトレード㈱会議室


■講師プロフィール
左近允 尚敏(さこんじょう なおとし)
鹿児島県生まれ、横須賀中を経て1943年9月海軍兵学校を卒業(72期)。戦艦「伊勢」乗組の後、重巡「熊野」航海士としてマリアナ沖、レイテ沖海戦に参加(1944年11月「熊野」沈没)。1945年3月、駆逐艦「梨」航海長、(7月「梨」沈没)、8月、駆逐艦「初桜」航海長、こののち、終戦を迎える(海軍大尉)。1952年に海上自衛隊に入り、インドネシア防衛駐在官、練習艦隊司令官、統合幕僚会議事務局長などを経て1979年退職(海将)。平和・安全保障研究所研究委員、産経新聞客員論説委員を経て、現在は平和・安全保障研究所評議員、日本国際フォーラム政策委員。著書に『敗戦』ほか、共著に『検証・真珠湾の謎と真実』ほか、訳書に『戦艦・大和の運命』ほか。

近現代史研究会第六回聴講会

◆近現代史研究会 聴講会(第六回)概要◆
「占守島の戦闘と二年間の抑留生活」講師 岩瀬しげし先生

■開催日時
平成21年11月22日(日)
受付開始15:30 聴講会16:00~

■開催場所
東京都新宿区歌舞伎町1-1-16 テイケイトレード新宿ビル8F
テイケイトレード㈱会議室

■講師プロフィール
岩瀬しげし(いわせ しげし)(旧姓:佐藤)
大正10年3月生まれ(88歳)。日大本科を繰り上げ卒業後、昭和17年10月に近衛師団歩兵第四連隊に入隊。その後、甲種幹部候補生として前橋陸軍予備士官学校(9期)へ入校する。7か月余りの教育期間を経て昭和18年12月に卒業、見習士官として第一飛行師団司令部に配属となる。昭和19年春に幌筵島へ向かい、同年8月に少尉任官、飛行第五十四戦隊の副官として北の守りに任ずることとなった。その後、占守島に転進。昭和20年7月に札幌への帰還命令があるも、輸送船が来ないまま敗戦を迎える。しかし8月18日未明、突如としてソ連軍の強襲上陸に遭う。先任将校として航空部隊の指揮にあたったが、第五方面軍からの戦闘停止命令に従い武装解除、そのままマホトカを経由してシベリアへと送られた。抑留生活を送ったのはタタール自治共和国のエラブカ。ここで「特掃班」(糞尿係)の一員となる。糞尿の汲み取り作業に従事する傍ら、周辺住民との物々交換などで生き延びた。昭和22年9月復員。

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